豪雨とともに思うこと
今週、九州では記録的な大雨となってしまいました。
梅雨明け間近のこの時期は豪雨が起こりやすい時期ではあるのですが、それにしてもここ数年は極端な豪雨が増えてきています。
このブログでも何回か書いてきたことではありますが、重大な気象災害が起きた時にいつも感じるのが私たち人間にできることの小ささです。
人間の力で気象をどうにかできるというような傲慢なことを考えているわけではないのですが、気象予報士という資格を持っていても結局何もできないではないか、と虚しくなることが度々あります。
そして色々考えて、結局はいつも同じ結論に至ります。
私にできることは「伝えていくこと」なのだと思います。
テレビの気象キャスターという仕事を離れて4年になりますが、今でも講演などで気象のお話をする機会をいただいています。
本当にありがたいことです。
この機会を最大限に活かして、気象で被害に遭う方、大切な命を落とされる方を少なくできるよう、私にできることを今後も続けていきたいと思います。
最近は気象以外の仕事も増え、またプライベートも人一倍充実させている私ではありますが、やはり気象予報士としての自分の原点は忘れないようにしたいです。
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