豪雨とともに思うこと
今週、九州では記録的な大雨となってしまいました。
梅雨明け間近のこの時期は豪雨が起こりやすい時期ではあるのですが、それにしてもここ数年は極端な豪雨が増えてきています。
このブログでも何回か書いてきたことではありますが、重大な気象災害が起きた時にいつも感じるのが私たち人間にできることの小ささです。
人間の力で気象をどうにかできるというような傲慢なことを考えているわけではないのですが、気象予報士という資格を持っていても結局何もできないではないか、と虚しくなることが度々あります。
そして色々考えて、結局はいつも同じ結論に至ります。
私にできることは「伝えていくこと」なのだと思います。
テレビの気象キャスターという仕事を離れて4年になりますが、今でも講演などで気象のお話をする機会をいただいています。
本当にありがたいことです。
この機会を最大限に活かして、気象で被害に遭う方、大切な命を落とされる方を少なくできるよう、私にできることを今後も続けていきたいと思います。
最近は気象以外の仕事も増え、またプライベートも人一倍充実させている私ではありますが、やはり気象予報士としての自分の原点は忘れないようにしたいです。
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おっしゃる通りだと思います。
1カ月半位前に飛行機に20年ぶり位に乗ったというコメントに記載させていただきましたが、行き先はまさに今回大災害が発生した場所でした。
その時にあった方達もそうですが、被害にあわれた方々のことを考えると、心が痛みます。
ちょうど2カ月前に参加した健康気象の懇親会の際に、「災害が発生してからでは遅いので、事前に周知させないと防災にならない」という話をしていましたが、今回の件で自分の非力さを痛感しました。
私も気象予報士であることが原点になりますが、これを機に防災士の勉強を始めようかなと考えています。いい機会だと思いますので。
投稿: CHAKA | 2012年7月15日 (日) 15時17分
福岡の知人や福岡に行った人から
雨の降り方は今までの人生で最大
バケツをひっくり返したって言う表現は
このことだと、語っていました。
でも、そんなに離れていないのに広島では大したことなかったんですよね~
投稿: 広島の大ファン | 2012年7月23日 (月) 07時54分
尚子先生、みなさん、こんばんは。毎日暑くてへとへとです。
明日は1月ぶりのお天気講座の日ですね。
なぜか今回は、間がすごく長く感じたのですが、それは6月が第5週まであったからなのですね。
忘れていたみなさん、前回行けばよかったと悔やんだ方、忘れずに明日は参加しましょう。
明日はお天気実験でしたね。楽しみで~す。
では、また明日。
投稿: 斎藤@グラウンドワーク | 2012年7月27日 (金) 23時10分
CHAKAさま
「災害が発生してからでは遅いので、事前に周知させないと防災にならない」、本当にその通りですね。
今私たちが取り組んでいる「稲ムラの火」のミュージカルも、地域を巻き込んだ防災がテーマです。
これを機会に、私も防災について改めて考えてみたいと思います。
広島の大ファンさま
最近は本当に局地的な雨が増えていますね。
大災害になる所がある一方で、少し離れたところでは何ともなかったりします。
でも、「いつ自分のいる場所で災害が起こるかわからない」という心構えをしておきたいですね。
斎藤@グラウンドワークさま
もうずいぶん前のことになってしまいましたが
、お天気実験、お楽しみいただけましたでしょうか。
これからもできるだけ楽しんでいただける内容を工夫していきたいと思いますので、よろしくお願いします
投稿: ひさこ | 2012年9月 7日 (金) 08時58分