今年の仕事納め
激動の2020年も、残りわずかとなりましたね。
先週土曜日、26日は今年の仕事納めでした。
(正確には自宅で取り組む制作物やオンラインでの打ち合わせがあるのでまだ納まってはいないのですが、一応外に出るお仕事はLASTでした)
今年LASTのお仕事は、小田急まなたびが開催する、オペラ『カルメン』名アリア集&第九「歓喜の歌」演奏会の司会でした。
小田急まなたびの第九演奏会で司会をさせていただくのは、今年で3年目となりました。
毎年恒例のこの演奏会、今年はコロナ禍で開催が危ぶまれましたが、主催者の皆様の強い思いもあり、無事に開催できることとなりました。
しかしこのような時期の開催ということで、とにかく徹底した感染対策が行われました。
・開催を2回に分けて、お客様のソーシャルディスタンスを保つ
・司会のトークは最小限の部分のみ。陰ナレ(舞台袖でのナレーション)で良い部分は陰ナレに変更
・インタビューは2メートル以上の距離を保って実施
・出演者、スタッフ全員が当日の検温と手指のこまめな消毒を徹底
・一部の楽器を除いてオーケストラは全員マスク着用、指揮者もマスク着用、さらにコーラスメンバーもマスク着用
・ソリストと司会もリハーサルまではマスク着用、本番公演中はマスクを外しましたが、舞台袖に入ったらすぐにマスク着用
あらためて、ショービジネスにとっては本当に厳しい環境になっているのだなあ、と実感しました。
指揮者の梅田俊明さんにインタビューをさせていただいた時に、この時期に第九を演奏できることに対する想いを熱く語っていらっしゃいました。
・今年はベートーヴェン生誕250年で、本来であればクラシックの演奏会も大いに盛り上がっていたはずの1年であったこと。
・第九が作られた時の時代背景は、長年に渡って戦争が続き、決して素晴らしい時代ではなかったこと。その中で未来への希望をこめて作られた曲であること。
改めて、すべてが今年のこの状況にもつながる曲である気がして、私自身も感慨深く演奏を聴かせていただきました
また、集まってくださったお客様がとても楽しそうに演奏に聴き入っていらっしゃるのが本当に印象的でした
心を潤すことも、免疫力を上げることにつながるそうです。
まだまだ厳しい状況は続きますが、一人一人が十分に対策をしながら、どうやって芸術を続けていくかを考えていきたいなあと思いました・・・。
そして来年は、心からの歓喜の想いを込めて「歓喜の歌」を演奏できますように
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